MDF 工作 ③
【塗装前のマスキング作業について】
マスキングは、覆い隠すという意味の通り、塗装での塗り分けの際に色が付いては困る範囲を覆い隠す為に行う作業です。
【準備するもの】
・マスキングテープ
テープの幅は、色々ありますので、数種類あると便利です。
途中で不足すると気分も萎えるのでストックは多めにあると良いです。
・カッターナイフ
主に直線部のマスキングテープをカットするのに使用しています。
交換用の刃は、ストックを持っていた方が良いです。
少しでも”切れない”と思ったら、先端を”折り”切れるようにしましょう。
NT社:カッター A型A300RP
・アートナイフ
主に曲線部の、マスキングテープをカットするのに使用しています。
交換用の刃は、ストックを持っていた方が良いです。
少しでも”切れない”と思ったら、刃を交換するようにしましょう。
OLFA社:アートナイフプロ 157B
・参考:切先
左:へたってしまった切先
右:新品の切先
・カッティングマット
マスキングテープのカットの際、机・床を傷付けない為に使用しています。
また、マスキングテープを決まった長さに切る際、升目を目安にしています。
【作業手順】
振り子時計の振り子を参考に、マスキング作業を行います。
皆さんご存知、ゲームの任天堂さんのロゴの振り子です。
下の状態は、下塗り+白を終えた状態です。
ロゴと枠を白にして、ロゴの周りを他の色にする場合です。
①私の場合は、端からマスキングテープを貼っていきます。
必要な部分を覆うことが目的なので、何処からでも良いのかも知れません。
②次にマスキングテープを、切っていきます。
私が工作する場合、レーザー加工機を使用することが多いです。
デザインの外側はカット・文字や絵の部分はカッターのガイドに出来るよう深く掘り込むようにレーザーの強弱を付けています。
これはカナリお奨め出来る方法なので、是非とも”masacaz式レーザーカット”を!!!(笑)
③カットして、塗装する部分を剥がします。
④ ①で貼ったマスキングテープに、端が重なるように次のテープを貼ります。
⑤ ①→②→③→④を繰り返して、ハイッ!出来上がり!
【コツ】
曲線部や細かい箇所は、アートナイフを使用します。
その際に、ナイフの切先をなるべく浅く挿すようにするとR箇所が切り易いです。
また、細かいコーナー部分は、先端を細かく繋がるように刺していき、結果マスキングテープを切るようにすると、綺麗にカットが行えます。
塗装の仕上がりは、下塗りとマスキング作業で決まる大切な作業です。
メンドクサイのですが、キチンと対応すると仕上がりに満足できるはずです。
曲線の多いデザインも綺麗に出来ます(シーカーのエンブレム)↓
最後まで、読んでくれて有難う🍀ではでは。