ドルアーガ・ギルとカイ・光る時計
先日友達に、『ドルアーガのギルとカイがいて、光る時計を創ってくれないか』と何だか、トンチめいたモノつくりを頼まれました。
普段から、良くしてくれる友達なので何とかしようと考え。
LEDナイトランプを使って、様々な色に変更が出来る時計を創作することにしました。
LEDナイトランプは、アクリル板の断面に光を当てると、文字やイラストが光って見えるアレです。 こちら↓
光る部分に使用しているアクリル板、殆どの商品は板厚が4mm程度のようです。
アクリル板は、大量生産に向いている『押し出し成形』と、大量生産には向いていないもののモノとして安定している『キャスト成形』の2種類があります。
LEDライトに使用するのであれば後者の『キャスト成形』をお奨めします。
理由は、
アクリル板の切り出しに、レーザー加工機を使用します。
切り出した部品を、LEDライトの台座にはめ込み光らせた場合、一見して目視レベルでは、大きな違いはありません。
しかし、レーザーのスジ彫り加工部分を、拡大鏡などで見てみるとレーザー痕の深さ・点の大きさが『押し出し成形』では不均一になり、『キャスト成形』では、ほぼ均一な加工になっているように感じています。また、『押し出し成形』はカット断面に細かなクラックが入りやすい気がします。(気のせいかな?)
『キャスト成形』材料は、『押し出し成形』に比べるとコスト的に少しだけ高くなりますが個人レベルの製作数量で、誰かに贈るものを創るのであれば仕上がりが安定している『キャスト成形』を個人的にはお奨めします。(あくまで私見ですが・・・)
今回の製作に使用したのは、『株式会社クラレ』さんのキャストアクリル板『パラグラスPG』の板厚4mmです。
購入先は、樹脂板の購入先で検索するとホボホボTOPに登場する、『はざいや』さんです個人的に購入し易いと感じているので利用させて頂いています。
アクリル板|アクリルケース、ポリカ、塩ビ、ABS加工専門販売アクリルショップ|はざい屋
例のごとく、CADでデザインして、カインズ工房・鶴ヶ島店さんで切り出してきました。
アクリル板の加工の際には、保護紙を付けたままで加工します。
加工完了後に、この保護紙を剥がします。
チャントした会社の、チャントした製品だけに、チャント保護されるように、ナカナカの密着性なのです。
剥がすのがナカナカ、いや、かなり面倒クサイのです・・・。
でも、まぁ、保護紙を剥がしたあとは傷も無く、満足いく仕上がりなので良いのです。
(ドッチなんだ・・・、サイコパスか?)
アクリル板の裏から、時計のムーブメントをセットして時針・分針・秒針を取り付け、台座にセットして完成です。
(動画は、instagramに載せているので見てみてください。masaca_z)
時計針が、見事なまでに、絶望的な見難さとなってます・・・贈る時に、針は白色に変更しよう。
個人的には、時計の見難さ意外は、満足した仕上がりに思います。
って、ライトと時計、2つの機能の内、半分がNGで満足ってアタマは大丈夫なのか・・・考えるのは止めよう。失敗は成功の母らしいですよ・・・はい。
今回、自宅のLEDナイトランプを基準に製作を進めたのですが、同様の商品在庫が無かったので他の商品も台座形状は同じだろうと、後日購入したところ・・・アクリル板の挿入する凸部寸法が違いました・・・なんでだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。
近々、凸部分を新品台座に合わせたデータで再度切り出しに行きますトホホ・・・。
おしまい。
最後まで、読んでくれて有難う🍀ではでは。
『後日談』
友達用に再度アクリル板を切り出して来ました。
スタンドにより、写真の赤色・黄色の枠部分の寸法が異なるようなのでご注意ください。
以上、おしまい。